音楽

【音声付】初心者向けに作曲の手順とコツをボカロPがCubaseで解説

こんにちは161Pです。

今回の記事は以下のような人向けです。

・作曲の手順やコツを知りたい人
・ドラムから打ち込んでみたもののそこで手が止まった人
・作詞が先なのか作曲が先なのか色々考えてしまって手が止まった人

こういった方向けに記事を書きました。

今回の記事で解説している手順やコツはあくまで161P流です。

他のやり方もたくさんありますが、1つでもあなたの曲作りに取り入れてもらえたら嬉しいです。

私は理論よりも感覚でやっているので、私と同じタイプの方は、「なにか」を感じていただけたらと思います。

それでは本題に入ります。

作曲の流れ

作曲の流れは以下の通りです。今回は簡単に「編曲」まで解説していきます。

1.まずはおおまかな設計をする。
2.考えながら作る。

コツは以下の通り

・リズムを決める
・ピアノで適当に弾いて良い感じのものを録音していく
・作詞と作曲はできるだけ同時にしていく。

文字だとめちゃめちゃ分かりづらいので音声で解説していきます。

まずは設計から

まずはどんな感じの曲にするか考えます。

私が曲を設計するときは以下のようなことからヒントを得て作り始めます。

・イラストからイメージする。
・リファレンス曲からイメージする。
・最近感じていることを歌詞にして曲をつける。
・適当にピアノを演奏しながらピンときたものに歌詞をあてる。

ざっくりこんな感じです。

今回は私の楽曲「まえならえ!」を例として解説していきます。

「まえならえ!」という楽曲は、とるらさんという方が投稿していた「まえならえ」というイラスト作品をみて、ピンときて作った曲です。

つまり上記でいうところの、「イラストからイメージ」した曲ですね。

もともと、とるらさんの大ファンで、色んな作品を見てるときにふと目に留まって書き下ろしました。

どんな曲にするかを考える

今回の曲名はイラストをみたときから「まえらなえ」と決めていました。

したがって、歌詞の内容もまえならえに関係するものだろうと妄想をはじめます。

歌詞を書くときのコツは妄想です。

歌詞は妄想で書こう

イラストが可愛いので、可愛い曲にしようと考えました。

また、小さい子供でも歌えるような曲が良いなと考えました。

「み〇なのうたみたい」なイメージですね。

始終かわいいままでも良かったのですが、音楽的に面白くないかなと思ったので、少し闇深さもプラスしようと思いました。

具体的な案としては

「1番はかわいく、2番は同じ歌詞なのに少し違った意味に聞こえるような要素をプラスする」

というものです。

リファレンス曲を準備しよう。

別の記事でも解説していますが、曲作りをするときはやみくもに作るのではなくリファレンス曲を準備した方が良いです。理由は行き詰りづらくなるから。

今回リファレンス曲として準備したのは以下の曲です。

・ドレミファロンド
・ことばのうた
・とんとんまーえ!
・チット・チャット・マーチなど

最低でも3曲は準備しましょう。

リファレンス曲

リファレンス曲はYouTubeやニコニコ動画で準備してもいいですが、ストリーミングサービスを使うのが効率が良いです。

私はAmazonMusicを使っています。

実際に作っていく

おさらいですが、曲作りを進めるうえでのコツは以下の通りでしたね。

・リズムを決める
・ピアノで適当に弾いて良い感じのものを録音していく
・作詞と作曲はできるだけ同時にしていく。

ドラム

まずはドラムから決めていくことが多いです。

実際に打ち込んだドラムがこちらです。

使っている音源はBDF3です。


ピアノ

次にピアノを打ち込んでいきます。

さっきのドラムと合わせるとこんな感じです。一気に曲っぽくなりましたね!

使っている音源はXLN AddictivePianoです。

音が良い。とにかく音が良い。

デザインもかっこよくて、音作りも細かくできますのでめちゃおすすめです。


ボーカロイド

次にボーカルパートですね。私はVOCALOIDを使っています。

ボーカロイド複数持っていますが、初音ミク、音街ウナ、鏡音リン・レンを持っています。


 




ベース

ベースも追加していきます。以下のような感じです。

合わせるとこんな感じ。

Aメロはルート音を基本にまるで歩ているようなベースラインを作りました。

サビは基本的にルート音を弾いています。

使っている音源はMODOBASSです。


ギター

本当は直接弾きたいのですが、環境上それが難しいので実は打ち込みです。

でもかなり本物に近い音源を使っているので違和感はないと思います。

使っている音源はAmpleSoundのAGMです。

ギターソロからバッキングまでこれ一本で解決します。


AMPLE SOUND/AMPLE GUITAR M III【オンライン納品】

リズム系の装飾

ある程度かたちが整ったらリズム系のパートを装飾していきます。

具体的には以下のような感じです。クラップ、パーカッションなんかも追加していきます。

使っている音源はCubaseの付属音源です。


その他の楽器

最後にブラスやオルガン、ストリングスなど他の音も追加していきます。

使っている音源はCubaseの付属音源です。


MIX・マスタリング

MIX・マスタリングが終わったら完成です。

MIX・マスタリングについては説明に終わりがないのでこの記事では解説しません。

以下の記事を参考にしてみてください。

ちなみに今回の楽曲は以下の二つ目の記事で紹介している自動MIX・マスタリングのみで仕上げています。

【コツ】izotopeは自動でミックス・マスタリングをする神プラグイン【時代はAI】

もっと曲作りを上達させたいなら

読むべき記事があります。

インプット3割、アウトプット7割で行動しよう。

以上、作曲の手順とコツを解説してきました。

あとは行動にうつしましょう。

曲作りは完璧主義な人ほど挫折しやすいです。

また、インプットばかりしても曲は作れるようにはなりません。
インプット3割、アウトプット7割を意識して行動しましょう。

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161P

161P。音楽経験0から独学で作曲家・編曲家になった人物。 作詞・作曲はもちろん、編曲、MIX・マスタリング等全ての工程を一人で完結させている。 現在では、ボカロPとしての活動を行うほか企業やレーベルに楽曲提供を行っている。またYouTuberへBGM・SE提供なども手掛けている。
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161P。音楽経験0から独学で作曲家・編曲家になった人物。 作詞・作曲はもちろん、編曲、MIX・マスタリング等全ての工程を一人で完結させている。 現在では、ボカロPとしての活動を行うほか企業やレーベルに楽曲提供を行っている。またYouTuberへBGM・SE提供なども手掛けている。

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