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【完全初心者向け】作曲のやり方・手順をボカロPが解説

考えている人

作曲してみたいけどやり方とか手順とか全然分からないなあ。初心者でも今日から作れるようなそんな魔法のような解説ないかなあ。

上記のような人向けです。

本記事の内容

・具体的な作曲のやり方・手順

・曲のスケッチ

・初心者の曲作りとプロの曲作りの違い

・頭の中のイメージを形にする方法

・良いメロディの作り方

・伴奏を作ってみよう

・ドラムを変えてみよう!

・ベースを入れてみよう!

・ボーカルを入れてみよう!

本記事の信頼性

この記事は、現役のプロ作曲家(兼ボカロP)の161P(@_161P)が書いています。

僕のYouTubeチャンネルでもDTM系の解説をよくしているのでよろしければぜひそちらもチェックしてみてくださいませ。

作曲って難しいですよね。めっちゃ分かります。だって僕が初心者だった頃もあなたと同じように毎日頭抱えながらDAWの画面とにらめっこしてましたもん。当時は作曲のやり方や手順を解説している人も少なかったのでめちゃめちゃストレスでした。

この記事を読んでいるあなたもきっと「曲作りが上手くいかない!」と悩んでいることだと思います。

でも安心してください。この記事ではあなたのそんな悩みを一発で解決するべく、今回は作曲の具体的な作り方や手順を解説していきます。

本記事のコンセプトは「みなさんと一緒にリアルタイムで曲を作っていく」こと。

なので、できれば今すぐDAWを開いてください。そして一緒に同じ作業をしていきましょう。そっちの方が100倍くらい分かりやすいはず。

読み進める前に

本記事では、前提としてMIDIキーボードや電子ピアノなど鍵盤を持っているという体で解説をしていきます。

とはいえ、もしピアノ弾けないとか、持っていないという人もいらっしゃると思います。

僕はDTM初心者さん全員を救いたいので、今回作った曲のデータについては配布させていただきます。

絶対に曲が作れるようにしますので安心してついてきてください。

というわけで早速解説していきます。(なお、編曲編はこちらで解説しております。)

具体的な作曲のやり方・手順

みなさん曲のスケッチはきちんとやっていますか?曲のスケッチとは、「だいたいこういう曲にしようかな」と妄想をふくらませる作業のことです。

ちょっとバカバカしいように聞こえますが、これが非常に大切です。作曲がうまくできない初心者は、曲作りのカナメであるスケッチをしていない人がほとんどなんですよね。

曲のスケッチでは以下のことを決めます。

・BPM

・リズム

・雰囲気

・曲のテーマ

これらのことを決めずに曲作りをしようとすると、「とりあえずガチャガチャいじって何も浮かばずパソコンを閉じる」を繰り返すことになります。

昔の僕がそうでした。曲作りはとにもかくにもスケッチが一番大切です。どんな風な曲にするのか、あらかじめイメージをきちんとかためておきましょう。

スケッチをしてみよう!

スケッチのやり方は難しくありません。方法はいくつかあります。

・はなうたでスケッチする

・楽器を弾きながらスケッチをする

曲作りと聞くとパソコンや楽器が必要に聞こえますが、実はそういうわけでもありません。はなうたでも全然OKです。

なんなら、曲作りと全く関係のないことから始めてもOKです。例えば、映画を見たり、本を読んだり、ゲームをしたりとか。

どういうことかというと、「曲のスケッチ=曲の雰囲気やテーマを考える」ですので、色んなところからインスピレーションを集めることも立派なスケッチになるんですね。

僕なんかは曲のスケッチ段階で、いきなり寝たり、シャワーを浴びたり、散歩をしたり、おいしいものを食べたりするようにしています。

理由はそっちの方がリラックしできたりテンションを上がったりしてアイデアが思いつきやすくなるからです。好きなことをしると自然とハミングしてしまうんですけど、それが思いのほか良いメロディでそのまま曲になったりすることも頻繁にあります。

なので、みなさんもまずは曲のスケッチからやってみましょう。とはいえ、慣れていない人もいると思うので、今回は楽器を弾きながら一緒にスケッチをしていきましょう。

スケッチの具体的なやり方

結論、曲のスケッチの具体的なやり方は以下の通りです。

・テンポを決める

・リズムを決める

・コード進行を考える(雰囲気を考える)

これを1つずつやっていきましょう。それではDAWを開いてください。

テンポを決めよう

まずはテンポから決めましょう。決め方は頭の中を空っぽにして、今日の気分で鼻歌うたいながらお好みでしていきます。

僕は今回はBPM 170にしてみました。理由は特になく「気分」です。

リズムを決めよう

「どんなビートにするのか」。これによって曲の世界観が左右されるのでこれは必ず決めておきましょう。

ここで重視するのは、「跳ねるのか、跳ねないのか」だけでOKです。文章だけじゃ分かりづらいので動画でも解説します。

以下の動画をクリックしてみてください。

なお、使う音色はバスドラムとスネアだけでOKです。

コード進行を考えよう

テンポとリズムが完成したら、あとは、思いついた言葉やメロディを編んでいくだけです。

とはいえ、初心者の段階ではほぼ不可能なので、今回はコード進行をあらかじめ決めておきます。

今回使うコード進行

【イントロ】
C,Em,F,G

【Aメロ】
C,Em,F,G

【Bメロ】
Am,G,F l A♭,B♭

【サビ】
F,G,Em,Am
F,G,C,B♭
F,G,Em,Am
Dm,G,C

※キーはCメジャー

動画をもとにまずは上記をピアノで打ち込むか、配布しているMIDIデータを並べてみましょう。(MIDIデータのダウンロードはこちら

初心者の曲作りとプロの曲作りの違い

ここ非常に大事です。

本記事では解説の都合上、ちょこちょこ動画を挟んでいるのですが、僕のスケッチでは以下のようにいきなり曲が完成しているように見えるんですよね。

ここで多くの人が「そっかあ。プロの作曲方法ってまったく違うんだなあ」と感じませんでしたか?というかそう見えますよね。

でも実は全く一緒の方法なんですよね。これはマウントとっているわけでは一切ありません。この記事を読んでいるあなたが今後曲作りで悩まないように

「初心者の曲作りとプロの曲作りの違い」を解説しておきます。

昔の僕がそうだったんですけど、初心者の頃って「自分」と「曲作りが慣れている人」との曲の作り方の違いを正しく認識できないんですよね。

初心者とプロとのギャップ

初心者:DAWに実際にテスト的に打ち込んでいって、「コードがこれでメロディがこれで、コードとメロディがこれならバッキングはこうして・・・・」こんな感じで悩みながらひとつずつ打ち込んでいきますよね。

プロ:もはや元々から曲があるかのようにサクサクと打ち込んでいる。

上記のような感じで、プロは勢いだけ曲を作っているように見えるんですよね。だからそれを受けて、自分も勢いで作ってみようと挑戦する初心者が続出するんですがこれが失敗の元です。

なぜなら、多くの動画ではプロが行う「スケッチ風景」がカットされているから。

正確にいうと、カットされているわけではありません。
実はプロも初心者と同じように、ひとつひとつちゃんと考えています。

とはいえ、考える速度があまりに高速で、しかも頭の中でスケッチが終了しているんですよね。だから画面上に出てこない。
それで、多くの初心者が「あっ曲作りってなんとなく勢いでやればいいんだ!」って勘違いしちゃうんですよね。

それを初心者が見ちゃうと、見様見真似で曲を作ろうと思ってDAWをおもむろ立ち上げます。でも結局なにをしていいのかわからず、とりあえずなにか打ち込んでみるけど、クオリティがしょぼすぎて萎える。そんな感じのルーティンになっちゃうんですよね。
これは皆さんのことを言ってるわけではなく、まぎれもなく昔の僕なんです。

でもこれに気が付けるかどうかってすごく大事で、これを知っていると落ち込まないし、今後の上達スピードも格段に上がると思います。

頭の中のイメージを形にする方法

「初心者の曲作りとプロの曲作りの違い」を理解してもらえたところで、作曲のやり方・手順の解説を進めていきます。

ここまででスケッチはできていると思うので、今度は実際に伴奏をつけてみます。使う楽器はピアノがギターが良いでしょう。

僕は鍵盤楽器が得意なので、今回はピアノを使っていきます。

ピアノで伴奏を作ってみよう

それではピアノを打ち込んでいきます。具体的にはコードでバッキングを打ち込んで行きます。

ここでポイント。多くの作曲本とかではコードは「左手でルート音、右手で3和音を打ち込む」と解説されていますが、実はこのルールは破っていただいてOKです。

例えば、実際の打ち込みでは左手はルートだけ抑えて、右手は適当にメロディを引く。それでOKです。

また和音において3度の音を、長にするか短にするかは非常に大切ですが、あえて3度の音を抜いて曖昧にしておくのもテクニックです。

コードは弾かなくても存在している

コードは実は音で提示しなくても存在しています。

「ドレドレラソ〜」みたいなメロディだけでも、作曲家の頭の中では実はコードがちゃんとなっているんです。

例えば、F,G,Em,AmだったりC,Em,F,Gだったり。

あとは、その頭の中から今回の曲の雰囲気に合いそうなのを選んでいくだけです。

なお、動画ではピアノは以下のように打ち込んでいます。

ドラムを変えてみよう!

ドラムについては今回作曲段階なのであまり難しいことはしません。

以下の動画のように、ちょっとしたフィルインを入れたり、おかずを入れる程度でOKです。

編曲をするときに、「だいたいこういうことがしたい」というのが伝わるくらいのレベルでOKです。

なお、ドラムの打ち込みに特化した解説は以下の動画でもしています。

ベースを入れてみよう!

今度はベースを入れてみましょう。ベースの打ち込み方は以下のとおりです。

ベースの打ち込み方

・ルート音を単音で打ち込む

・オクターブ奏法で打ち込む

・コードの構成音をなぞる

・構成音以外を一瞬弾く

基本的には上記のことをしていればOKです。

動画では以下のように打ち込んでいます。

ベースはあくまでリズム楽器なので、リズムやタイミングはドラムに合わせておけば大丈夫です。

慣れてきたらMODO BASSなどの有料音源を使って、スライドやグリッサンド、スラップなど特殊な奏法を打ち込んでいくのですが、初心者のうちはそこまで難しいことはしなくて大丈夫です。

良いメロディの作り方

伴奏を作り終えたらメロディも作ってみましょう。良いメロディの作り方は結論、歌詞を考えながらメロディを作ること。

詳しくは以下の動画や記事で解説していますが、メロディと歌詞は相性の問題なので、基本的にはセットで考える方が良いです。

ちなみに今回のメロディ作りに関しては、キーがCメジャースケールなので、白い鍵盤を使っておけば間違いはないです。

今回の思いついた歌詞は以下のとおりです。これはスケッチしたり、バッキングを作りながら、メロディと一緒に考えた歌詞です。

今回完成した歌詞

そっぽむいた 照れ隠しは

散った花びらのよう ひらひら舞っていく

そっと言葉に 傷ついては

笑って見せる うそつきだ

あと一歩届かずに その左の一歩が届かずに

あと一歩君に歩けずに あの子が追いついた

馬鹿だなあ

ほら泣いて笑って ジャンプ

「期待なんかしてないってば」

くれた言葉の端々さえ胸に バカみたいでしょ

ほら手をつないで スマイル

期待させないでよ

いちいち大切なの 君もうそつきだ

曲は1日にしてならず

いかがだったでしょうか。初心者だと実際に鍵盤やマウスで打ち込むのは難しいところもあると思うので、ぜひ今回配布しているデータを活用していただければと思います。

思うんですけど、曲を作るってめちゃめちゃ特殊な技術ですよね。それをみなさんやろうとしているので僕も含めDTMerは全員変態だと思っています。(褒め言葉)

でも、やっぱり一朝一夕にできるものでもないので、地道にコツコツ毎日取り組んで行きましょう!

>>編曲編はこちら

僕のYouTubeチャンネルではDTMに関する動画をたくさんあげていますので、ぜひチャンネル登録をして情報を集めていただければと思います!

>>161PのYouTubeチャンネルはこちら

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161P

161P。音楽経験0から独学で作曲家・編曲家になった人物。 作詞・作曲はもちろん、編曲、MIX・マスタリング等全ての工程を一人で完結させている。 現在では、ボカロPとしての活動を行うほか企業やレーベルに楽曲提供を行っている。またYouTuberへBGM・SE提供なども手掛けている。
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