こんにちは161Pです。
タイトル通りですが、今回の記事ではボーカルミックスの知識やテクニックを共有していきます。
「ボーカル ミックス」で検索する人の意図はおそらく以下の通り。
一つでも当てはまったらこの記事を読む価値があります。
当てはまらなかったら時間の無駄なのでブラウザバックで大丈夫です。
この記事を読むべき人
・ボーカルに最適なコンプをかけ方を知りたい人
・ボーカルに最適なEQのかけ方を知りたい人
・その他ボーカルミックスのテクニックを知りたい人
今回紹介するテクニックは以下の通りです。
・さ行、た行等で耳が痛くなる時の対処法
・ボーカルが浮いたり、こもったりするときの対処法
・マルチバンドコンプの効果的な使い方
・広がりのあるボーカルにする方法、リバーブの使い方
・ディレイの使い方
・ダブリング
目次
ボーカルミックスの基礎
まずは基礎から押さえていきます。
ボーカルのミックスに使うエフェクトって意外と少なかったりします。
プロがボーカルのミックスに使うエフェクトは以下みたいな感じです。
・EQ
・リバーブ
マジでこれくらいしか使っていません。
コンプ、EQ、リバーブで上手く馴染まないときは?
さきほどあげた基本的なエフェクトでボーカルが上手く馴染まない時は、
そもそもの音源に原因があることが多いです。
音源に原因がある
ミックスのクオリティって基本的には、もとの音源である程度はもう決まっています。
例えば、音割れしている音源はどんなに頑張ってミックスしても音割れしてるし。
もとの音源が、極端にこもっていたり、スカスカだったりするとその時点で結構クオリティが下がります。
なので、まずは録った音源に問題がないかをチェックしましょう。
ボーカルミックスで最適なコンプ、EQのかけ方
ボーカルのミックス作業ではコンプとEQで9割くらい終わりです。
ここの処理をミスらなければだいたい大丈夫です。
コンプ
ボーカルミックスで最適なコンプ、EQのかけ方については別の記事で解説しているので参考にしてみてください。
EQ
ボーカルミックスで最適なコンプのかけ方についても別の記事で解説しているので参考にしてみてください。
ボーカルミックスのテクニックを知りたい人
おさらいですが、今回ご紹介するテクニックは以下の通りです。
・さ行、た行等で耳が痛くなる時の対処法
・ボーカルが浮いたり、こもったりするときの対処法
・マルチバンドコンプの効果的な使い方
・広がりのあるボーカルにする方法、リバーブの使い方
・ディレイの使い方
・ダブリング
オートメーションの使い方
コンプがどうにも上手くいかない時はオートメーションを書きましょう。
というかコンプをかける前にオートメーションで下ごしらえをしておいた方が無難です。
音量やパンなどのフェーダーの位置や値などを記録させ、再生時にもそれを適用させる効果です。
ミックス時、ボーカルのボリュームオートメーションは1音ずつ書いていきます🌞発狂しそうになるけど良い作品が出来れば満足です😊 #ミックス #mix #cubase #dtm #vocal pic.twitter.com/F5ZH6bMLMo
— 菅谷豊🗿(作曲、編曲家) (@yutaLOOP) December 20, 2017
オートメーションの応用
オートメーションで設定できるのは、ボリュームとパンだけではありません。
EQやリバーブなど基本的にはどんなエフェクトにも書けます。
さ行、た行、ぱ行等で耳が痛くなる時の対処法
さ行、た行、ぱ行等は音割れしやすかったり、耳に刺さりやすい音ですよね。
いわゆる、歯音、摩擦音、破裂音などが原因です。
すでに音割れしている場合は、録りなおすのがベストです。
ただ、コンプやEQをかけたときの歯音、摩擦音、破裂音が強調される場合は、ディエッサーを使うのが効果的です。
具体的な解決策は別の記事で解説しているので以下を参考にしてみてください。
簡単に言うと、歯音、摩擦音、破裂音を消すエフェクトです。
基本的にはどのDAWにも付属しています。
ボーカルが浮いたり、こもったりするときの対処法
ボーカルが浮いたり、こもったりするときの対処法については別の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
マルチバンドコンプレッサーの使い方
どんなに丁寧にボーカルを録ったりコンプやEQをかけたりしても、どうしても複数の帯域で飛びだしちゃっているときがあります。
そういうときはマルチバンドコンプレッサーを使いましょう。
マルバンドコンプレッサーとは?
分かりやすく言うと、指定した帯域の音をピンポイントにつぶせるエフェクトです。
例えば、ボーカル音源の途中で極端にこもっているところがあれば、こもるその瞬間だけ低域をカットするといったことができます。
アタック、リリース
使い方は、コンプレッサーと同じです。
コンプを帯域ごとにコンプがかけられるような」イメージ。
低域は遅め~普通、高域は速め。
飛び出たところだけをピンポイントで処理するのでレシオはきつめで大丈夫です。
広がりのあるボーカルにする方法
広がりのあるボーカルミックスにする方法の解説です。
結論、リバーブを使いましょう。
広がりのあるボーカルにしたいときのリバーブの使い方
まずは、リバーブ用のトラックを作ってセンドで送り込みます。
直接インサートする派もいますが、好みとケースバイケースです。
ただ、直接インサートすると、今まで作り上げた音がボヤけることの方が多いので、今回はセンドにしましょう。
設定例
Wetは100%で大丈夫です。
まずはリバーブの低域、高域をEQでバッサリカットしましょう。
結構大げさに
高域は、16kHz以上をバッサリカット。
あとは、リバーブタイムとルームサイズのバランスを考えながら好みの音に作っていきます。
・どちらかというとリバーブタイムで調整していきます。
・音が重なりあって不自然な時はプリディレイを30以上で、最適な場所を探してみるとOK。
ディレイの使い方
ディレイは目的がない場合は使わなくても大丈夫です。
主な使い方は
・やまびこみたいな処理をしたいとき
・奥行きを出したいとき
・逆に強調させたいときにダブリング的な使い方をする
ボーカルトラックの2回(以上)重ねることです。
昔の洋楽とかに多いイメージですね。ビートルズとか。
設定例
リバーブとほぼです。
Wetは100%で大丈夫です。
まずはリバーブの低域、高域をEQでバッサリカットしましょう。
結構大げさに
高域は、16kHz以上をバッサリカット。
ディレイも基本的にはセンドで大丈夫です。フィルターもディレイエフェクトのパラメータをいじるよりは別途EQをかけてあげた方が良い気がします。
ダブリング
ダブリングはディレイでしてもいいのですが、純粋にトラックを2つに分けて、微妙にズラした方がやりやすいです。
ボーカルパートもできれば、2回録った方が面白いです。
本格的に勉強をしたいなら
本格的に勉強をしたいなら、教則本を使うのがおすすめです。
正直ミックスやマスタリングの情報ってネットに少ないですからね。
必要な情報を探している時間がもったいないので、教則本で一撃で解決した方が良いです。
上記で紹介している教則本は良書です。
私も使っていますが、非常にわかりやすい。
それぞれ1冊だけではミックスをマスターするには物足りないというか、知識としては不十分なので、4冊を組み合わせながら勉強をしていくのがおすすめです。
面倒くさいという人は
最近は自動でMIXしてくれるプラグインがあるのでめちゃ便利です。
記事ではエントリー版のものを紹介していますが、現在最上位版のセールをしてて、
通常8万円ほどするプラグインが2万台になるというもはや意味が分からないくらい破格になっています。
この先ミックスをしたくない人や、自動ミックスから各エフェクトの使い方やパラメータの値を勉強したい方は今のうちに手に入れておくのが吉です。
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161P

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